万能薬の「梅肉エキス」を作ってみた。

梅


ブラウンズフィールドのお庭には梅の木が4本。実のなる季節は大変。みんなで収穫、加工わーーーっとやります。

 

梅干し、梅酵素ジュース、梅ジャムなどは商品ともなるので大量に作るんです。

 

私は、個人的に梅肉エキスと三河みりん梅酒を作りました。

 

梅の収穫

収穫した梅

収穫した梅

5月下旬から6月中旬くらいまでが梅採りシーズンでした。

まずは、みんなで梅の木の下に落ちた熟れ梅を拾って、そしたら地面にブルーシートを敷いて木をゆすって梅を落とします。

梅の収穫

梅の収穫

木に登ってゆすったり、竹竿で枝をたたいたりして落としました。

 

久しぶりの木登りにチャレンジしたけど、枝が重すぎて私の力では梅落ちず。悔しい。

 

収穫した梅は、青梅と黄色っぽくなって熟した梅に分けてそれぞれ加工していきました。

 

梅肉エキスの話

梅肉エキス

梅肉エキス

梅肉エキス、ご存知ですか?

 

私の実家では、昔からお腹が痛くなると頼っていたお薬。黒くてドロっとしていて、めちゃくちゃ酸っぱいです。

 

この梅肉エキス、青梅の絞り汁をじっくりと煮詰めてペースト状にしたものなんです。

 

腹痛などの体調不良に良いと言われていたり、血流改善効果があるなど様々な効果があると言われているそうです。

 

昔から「買うもの」だと思い込んでいた梅肉エキスですが、なんとブラウンズフィールドの人達は自分で作るらしい!!

びっくり!どうやったら作れるの?私もやってみたい!

 

ということで、作り方を聞いてみたところ、相当骨の折れる作業だということを知りました。

 

しかも、約1kgの梅から20~30mlくらいしか作ることができないそう。

 

そりゃ、高いわけだわと納得。市販の梅肉エキスって、小瓶で2000円とかしちゃうんですよね。

 

 

では、梅肉エキスの作り方をご紹介。

難しいことはないですが、なんせ時間がかかる!

がんばりました。

 

映画を見ながら梅をすりおろす

映画を見ながら梅をすりおろす

まずは、青梅をすりおろします。

1.2kgで2時間ほどかかりました。映画を見ながらやるのがおすすめです。

 

もし、バイタミックスを持っている場合は、種の周りを切ってガーっとしてしまうと少し楽です。

 

すりおろし終わりましたら、さらしでしぼります。

ガーゼや蒸し布など目の粗いもので絞ると、実も出てきてしまい、しっかりと煮詰めることができなくなってしまうので、さらしを使ってください。

 

青梅の絞り汁

青梅の絞り汁

 

そうしたら、絞り汁を土鍋に入れ、中火にかけます。沸いたら弱火にして、時々混ぜながら1時間程煮ます。

黒くなってきたらひたすら混ぜながら、ドロッとするまで煮詰めます。

 

煮詰めすぎると冷めたときにカチカチになるので、ちょっと緩めくらいで止めてみてください。(私は、ビビって早めに火を止めたら早すぎてゆるゆるの梅肉エキスが出来ました笑)

煮詰める

煮詰める

 

冷める前に煮沸した瓶に入れてできあがり!

梅肉エキス

梅肉エキス


さっそく、この前体調を崩したので摂取してみたら、自分で作った梅肉エキス最高に効く!

市販のよりもずっと効く!

ということが分かりました。

 

自分の手で作るから、自分の常在菌が入って自分に合った梅肉エキスになるのかな?

 

 

そして、梅肉エキスの副産物として出来てしまうのが、絞りかす。

絞った実ももったいないよね~~ということで、お砂糖とお味噌を加えて煮てみたら、意外と美味しいものができました。

 

ごはんのお供にも、パンのお供にも、料理の味付けにも使えます◎

 

梅肉かす味噌できゅうりを和えると夏でもぱくぱく食べられるおかずに◎

 

ブラウンズフィールドに来てから、身についたもったいない精神。

捨てる前に、どうにかこれを活用できないかと考える癖がつきました。

もったいないという思いから作ってみたものが、美味しいと凄く嬉しくなりますね。

 

三河みりん梅酒の話

三河みりん梅酒

三河みりん梅酒

ついでに、私が世界一好きなお酒、三河みりん梅酒の作り方もご紹介します。

 

三河みりん梅酒に初めてであったのは、ブラウンズフィールドに来てからの話。

 

元々梅酒好きであり、それをデコさんに伝えたところ、2013年仕込みの三河みりん梅酒を出してきてくれました。

 

その美味しさに感動。

 

作り方は簡単です。

青梅500gに対し、900mlの三河みりんを使います。

一緒に瓶に入れたら3か月以上放置。

 

私は最低1年、放置してみようと思います。わくわく。

 

 

ブラウンズフィールドに来て、学んだことは、「買うもの」という先入観のあるものは、自分で作れる!美味しいものは自分で作れる!

 

例えば、ブラウンズフィールドの調味料はほとんどが手作り。

味噌、醤油、酢。

最高に美味しい。

そして、買ったケチャップやソース、マヨネーズ、ドレッシングなどはありません。

必要な時に、自分たちで作ります。

これも最高に美味しい。

 

今ここは、なんでも買えるありがたい世の中。とっても便利な時代。

 

でも、自分で美味しいものを作って食べる方が私にとっては「豊かな暮らし」だな思います。

自分の手で美味しいもの、美しいものを生み出し、それで自分自身も他の人も幸せに出来たら最高。

 

この豊かさ、もっと広がったら良いな。

 

 

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