箱根をママチャリで越えるとはどういう感じなのか書いていきます。
まじ辛かったです。。
私が辿ったルートはこちら。
山が2つありますね。。
ルートは、国道139号線→国道138号線→静岡県道401号線→国道138号線→国道1号線です。
私は箱根を走るこの日の前日に、85キロくらい走っていたので、この日は朝起きたときから脚が疲労感に満ち溢れていました。
どのくらい疲れていたかというと、ママチャリで平たんな道を走るのでさえ辛いと感じるくらいです。
この日は走行予定距離60キロということで、単純計算でゆっくり走っても6時間くらいだろうとみていました。日が暮れる前に箱根の山を下り始められればいいやと思ったので、朝はゆっくりめに出発。
甘かったです。脚の疲労具合と、上り坂を計算に入れるのを忘れていました。そして、予想外の渋滞にはまるという事件もありました。
まずは、河口湖から山中湖まで約13キロ。ゆる~い上り坂が続きます。半分くらいは歩いていました(笑)
山中湖に昼ごろ到着。山中湖は、富士山に一番近い湖らしいです。
お昼ごはんは湖の近くでほうとう。
疲労感はありましたが、おいしいほうとうを食べて元気に再出発。
山中湖からは、御殿場市街地あたりまでは基本的に下り坂でとっても楽にいけます。道幅も広めで走りやすかったです。山中湖を出て暫くは物凄い急な下り坂ですが、対向車線をロードバイクで登っている方が数名いて、すごいなあと思いました。
本当にキツいのは、御殿場からです。
ママチャリを押しながらの車道登山が始まります。
とても漕ぐ気にはなれず、頂上までずっと押して登りました。
しかも道幅が狭くて車がこわい。。
すれ違う車の方々に本当に申し訳ないと思いながら端っこを歩いていました。
さらに、なんと登山の途中で雨が降り始めます。。
そして、手持ちの水が残りが少なくなるも自販機も店も無いという。。
もう心が折れまくりました。
どんな道のりだったか写真でお伝えしたいのですが、写真をとれる精神状態ではありませんでした。。
大幅にスケジュールから遅れ、山の上の「FUJIMI CAFE」というところに着くころには、日が落ちかけていました。
このカフェを超えればもう下り坂です。やったー!
しかし、喜びもつかの間。カフェを出てすぐ、乙女トンネルという長めのトンネルがあります。幅がかなり狭くて長いんですこのトンネル。命の危険を感じました。。
そして、必死でトンネルを抜けると、、、
なんと渋滞が待ち受けていました。。
道幅が狭いこともあり、車の横をそう簡単にはすり抜けられないんです。
車の方々も私のこと凄い邪魔だと思っているんだろうなあと思い、自分でも気づかないうちに自分に凄くストレスをかけて精神をすり減らしていました。
全然前に進めないまま、あっという間に日が落ちてしまいました。
歩行者や自転車は基本いない道という想定だからか、街灯が少なめで、日が落ちると本当に真っ暗なんです。。
暗さはさらに精神状態を悪化させました。
「私、なんでこんなことしてるんだろう」
と思いました…笑
私が事前に立てていた箱根の予定では、
元気に坂を下り、
まず強羅の有名店「田むら銀かつ亭」で夕食、
その後さらに8キロほど箱根湯本まで下り、サウナのある温泉に行って疲労回復、
町をぶらぶらしてお土産でも買って、
宿に行って宿の温泉にも入って幸せな気持ちで寝る。
というつもりだったのですが、
何一つまともに出来ませんでした。
疲れすぎて宿に直で向かいました。
スタッフの方々がめちゃくちゃ良い方々だったのと、宿の温泉がめちゃくちゃ気持ちよかったことでだいぶ救われました。
温泉に入っただけで、心が元気を取り戻し、肉体的疲労感も少し取れたので温泉って本当に凄いなあと思いました。
が、温泉後ごはんを食べに店を探しに行くほどの元気はやはり無く、一番近くにあった居酒屋でちょっとだけ夕飯を食べて即布団に入りました。
布団に入って、次の日のことを考えました。
どこで挫折しようか。
もう、この脚で東京の家まで自転車を漕ぐのはきっと無理だ。
小田原あたりで電車に乗ろうかな。。
そんなことを考えながら眠りに落ちました。
なんだかんだ、9時間くらい寝たらそれなりに回復し、家まで約80キロ、景色を楽しみながらママチャリでちゃんと帰りました笑
箱根にママチャリで挑むのは全くおすすめしません。私は二度としません笑
関東⇔甲州・東海をママチャリで移動したいのであれば、箱根の山を通らないルートもあります。
私も、復路では箱根を通りましたが、往路では相模湖の方を通りました。
が、もし箱根に挑むのであれば、日が沈む前に山を下り切りましょう。出来れば、車の少ない早朝に登り始めた方が良さげです。
そして、ヘルメットも必須!
山の天気は変わりやすいので防水防風の服×ヘルメットのファッションがおすすめです。
私の旅に文句も言わず、壊れることもなく付き合ってくれたママチャリに感謝。
辛いことも沢山ありましたが、辛い分、目的地に着いたときは感動したし、ごはんはめちゃくちゃ美味しかったし、温泉もめちゃくちゃ気持ちよかったです。
あの日、温泉にいた誰よりも温泉に喜び、感謝していたのはきっと私だと思います笑
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