今日は、植物性の食材だけで作られたフェイクミートの牛丼「ネクスト牛丼」をご紹介します。ネクスト牛丼とは何なのかといったお話と食レポをしていきます!
---目次---
ネクスト牛丼とは
ネクスト牛丼とは、ネクストミーツ株式会社という、フェイクミート(人工肉、代替肉、植物肉)の開発を行っているフードテックベンチャーによるレトルトの牛丼です。
このネクスト牛丼は、世界で初めてとなる牛丼用フェイクミートなのだそうです。
動物性の食材は一切使用せず、かつ無添加で作られています。
なぜ今、フェイクミートなのか
今、世界では気候変動が激しくなっています。ニュースで「異常気象」という言葉を頻繁に聞きくようになり、何が正常で何が異常なのか分からなくなってきました。
気候変動の実態は、思っているよりもはるかに深刻であり、現状のままでは、2050年までに100都市以上が浸水し、数億人が貧困にあえぐことになると言われています。
気候変動の原因は主に「化石燃料の使用」と「畜産による動物性食品の消費」です。畜産が地球に与える影響は極めて大きいことが近年の研究で証明されています。
このような現状を踏まえ、ネクストミーツ株式会社は動物性の肉に替わる「おいしい植物性の肉」を作って普及させ、新しいライフスタイルを提供しながら、地球環境を良い方向に変えていく流れを作りたいと考えているそうです。ネクスト牛丼のほかに、焼肉用フェイクミートや代替肉のハンバーガーも開発されています。
お肉を食べることによる身体への悪影響、環境への悪影響についてはこちらの記事でより詳しく解説しているため、参考にしてください。↓
お肉は体にも、環境にも悪影響?お肉が大好きだからこそ知っておきたいこと - 留学生はるなのブログ
ネクスト牛丼はおいしいのか?食レポします!
というわけで、早速ネクスト牛丼を食べてみました!
ネクスト牛丼はこのように冷凍された状態で送られてきます。
湯せんまたは、お鍋に開けて煮てから、ほかほかのご飯にかけます。
見た目は牛丼そのもの。少しお肉一切れ一切れが小さめですが、筋の感じが完璧です。
いざ、実食!
おいしい!!食感は一般的な牛肉とほぼ変わらない柔らかさ。味付けも、ザ・牛丼という感じ。
私は、言われなければ普通の牛丼だと思って食べると思います。ネクスト牛丼のお肉には、牛肉と違って脂身が無いので、さっぱりと食べることができた点も、良かったです。
しかも、みんな大好き「つゆだく」です。嬉しい!!
弟には「牛丼だよ」といって出したのですが、牛丼だと思って最後まで食べていました(笑)
ちなみに、NEXT牛丼に添えたスープも、ヴィーガン仕様にしてみました。出汁は茅乃舎の野菜だし(動物性のもの不使用)、具は油揚げ、玉ねぎ、キャベツ、味付けは塩です。シンプル美味でおすすめです。
まとめ
植物肉、代替肉と聞くとあまり「美味しそう」という印象を抱きにくいと思います。しかし、ネクスト牛丼はそんな先入観を吹き飛ばす驚きの美味しさです。
「これ、こんなに美味しいけど、牛肉じゃないの?」という意外性。大豆の底力にきっと驚き、感動するはずです。どんなテクノロジーが大豆をここまで牛肉に近づけているのでしょうか。気になります。
NEXT牛丼は本当に驚くべき美味しさです。
気候変動や環境問題に興味があるか無いかには関係なく、多くの人におすすめしたいです。
こういった美味しいプラントベースごはん、驚きのプラントベースごはんがより広く知られるようになれば、そこから環境問題に興味を持つ人も増えていくのだろうなあと思います。
ネクスト牛丼の次回入荷は10月中旬だそうです。ぜひお試しあれ。
NEXT MEATS | 代替肉開発スタートアップ【ネクストミーツ株式会社】人工肉・代替肉・植物肉
参考:
・デイビット・ウォレス・ウェルズ(2020)『地球に住めなくなる日 「気候変動」の避けられない真実』NHK出版
・Makuake|お肉だけどお肉じゃない!?進化したプラントベースの『ネクストバーガー 1.2』|マクアケ - アタラシイものや体験の応援購入サービス