高級食パンブームに乗って、日本の未来を担っているという食パンを食べてみた

日本の未来を担う食パン

こんにちは。

パン大好き、はるなです。

 

最近、高級食パンブームですね。(既にちょっと過ぎ去りかけてる感ある)

パン好きとして、私もしっかりその波に乗りました。

新型コロナウイルスが流行していることもあって、家庭での食パンの需要が増えているらしいです。

 

高級食パンブームの流れで、最近は、どこかに出かけたら高級食パン店や、パン屋さんに立ち寄り、食パンを買って帰ることが増えていました。

 

この前、麻布に友人と出かけたときも、食パンを買って帰ろうと思い、高級食パン専門店やパン屋さんを見て回っていました。

そのときに立ち寄ったパン屋さんの一つが「麻布十番モンタボー」の本店。店内には、沢山の種類の食パンが陳列されており、よし今日はここで食パンを買おうと思いました。

 

数々の食パンの中で私の目を惹きつけたのは、「北海道ゆめちから全粒粉ブレッド」という食パン。

流行りの高級食パンとは打って変わって、茶色がかった生地で素朴な味のしそうなパンです。

 

なぜ、高級食パンにハマっている私がこの全粒粉ブレッドに惹きつけられたかといいますと、商品説明に「小麦、塩、水」で作られていると書かれていたからです。パンってこんなにシンプルな材料で作れるのか、という驚きと共に、このシンプルな材料で作られたパンはいったいどんな味がするのだろうか、と興味が湧きました。

 

この日、麻布十番モンタボーで「北海道ゆめちから全粒粉ブレッド」を買ったことが、私が美味しくて、健康にも良くて、環境や社会にも優しいパンの魅力を知るきっかけとなりました。

 

麻布十番モンタボー 北海道ゆめちから全粒粉ブレッド

これは、全粒粉ブレッド横に置かれていたチラシ。一枚いただいて帰りました。

このチラシを手に取るまで全然知らなかったのですが、日本のパンは環境問題や、地域活性化妨げの原因となっているらしいです。

そういったパンの問題に取り組み、パンの未来を考えている「パン食文化研究室」という組織があり、麻布十番モンタボーの商品開発担当のパン職人さんはその組織の一員であるようです。

 

「パン食文化研究室」は、FacebookやYoutubeをやっていると書かれていたので、気になって調べてみたところ、日本のパンには驚きの事実があることがわかりました。

 

パンが環境問題の原因になっている

日本は、パンの原材料である小麦のほとんどを輸入に頼っているそうです。

パン用の国産小麦は、なんとたったの4%。96%は輸入で長距離輸送されています。

 

日本の気候風土ではどう頑張ってもパン用小麦を100%自給することはできません。80%以上は輸入に頼るしかありません。しかし、輸入小麦には輸入の小麦は輸送の過程で多くのCO2を排出し、私たちの手元に届きます。しかし、そのパンも売れ残り、捨てられてしまうという現実があります。また、輸入の小麦には農薬のリスクも高いという問題点や、国内の耕作放棄地問題を悪化させてしまうという問題点、地域活性化の妨げとなってしまうという問題点があります。

 

そのため、消費者が声を上げ、国産小麦の需要を少しでも増やすことが求められています。

 

日本のパンの未来を担うのは国産小麦ブランド

関東エリアでも小麦が生産されているということを知っていますか。私は知りませんでした。埼玉県のハナマンテン、神奈川県の湘南小麦、などなど。実は関東は昔、麦作地帯だったそうです。

国産、特に地元小麦を使って作られたパンは、環境にやさしく、地域活性化にも良い影響があります。

 

なるほど~。パン大好きなのに、パンのこと全然知らなかったことに気づかされました。

 

こういった背景からパン食文化研究室のシェフたちは以下のような約束事をしているそうです。

  1. パンは、捨てない(フードロスに配慮)
  2. なるべく近くの食材を選ぶ(フードマイレージ配慮)
  3. 添加物は使わない(パンの材料は小麦、塩、水)

 

というわけで、私はできるだけ、国産小麦の食パンを買うことに決めました。

 

市販のパンでは、パスコの超熟シリーズが国産小麦「ゆめちから」を小麦中3%使用しています。また、同じくパスコの「国産小麦」シリーズと「超熟 国産小麦」という商品は100%国産小麦です。

 

じゃあパン屋さんのパンは?ということでパン食文化研究室のパン職人さんたちによる国産小麦のパンたちが、こちら〜

国産小麦のパン

どれも美味しそうですね:)

私は、

麻布十番モンタボー「ゆめちから全粒粉ブレッド」と

ブーランジェリー ラ・テール「ゆめきらり全粒粉ブレッド」

を食べましたのでレビューを書いておきます!

 

麻布十番モンタボー「北海道 ゆめちから全粒粉ブレッド」

麻布十番モンタボーの「北海道ゆめちから全粒粉ブレッド」には、北海道産のパン用小麦「ゆめちから」が使われています。

 

食感はふわふわで、全粒粉ならではの香ばしさがあります。そのままでも焼いても美味しかったです!

全粒粉は鉄、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルや食物繊維を通常の強力粉の2倍以上も含み、健康にも良いそうです。

北海道 ゆめちから全粒粉ブレッド

北海道 ゆめちから全粒粉ブレッド

麻布十番モンタボーは全国に80店舗あるらしいです。全店舗でゆめちから全粒粉ブレッドを取り扱っているのかは分かりませんが、是非近くのモンタボーをチェックしてみてください。

 

ブーランジェリー ラ・テール「北海道産 ゆめきらり全粒粉ブレッド」

ブーランジェリー ラ・テールの「北海道産ゆめきらり全粒粉ブレッド」は、お砂糖、油脂、卵、乳製品を使っていない食パン。糖度の高い北海道のお米「ゆめぴりか」の米粉が入っているそうです。

 

とっても柔らかくしっとりしていました。買った翌日の朝は、柔らかすぎてうまく切れませんでした笑。翌々日になると普通に切れました。

焼くと外はカリッと、中はもっちもちになります。

ちなみに私は焼いたパンには、ココナッツオイルを塗って食べるのが好きです。

ゆめきらり全粒粉ブレッドは一般的な食パンに比べるとちょっと小さめサイズでした。

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店舗(都内に6店舗)でも、オンラインショップでも購入できるみたいです↓

https://shop.cake-cake.net/laterre/select_item.phtml?CATE3_ID=1911

 

全粒粉食パンには、最近流行りの高級食パンのような濃厚な甘みや牛乳のリッチ感はありません。しかし、全粒粉食パンには高級食パンには無い、自然な甘み香ばしさ、飽きのこない食べやすさがありました。

それぞれ本当に違った美味しさで、甲乙つけがたいです。

 

是非、国産小麦のシンプルなパンを食べてみてください:)

パン食文化研究室のチラシに載っていたパン全制覇したいな~。

 

それではまた。