援農 たまやんへ

半年ぶりのブログです。

 

急に書こうと思うときは、沢山吸収して発信したくなったとき。

 

こどもがメインのお話です。

 

先日、援農に行ってきました。

 

援農のつもりで行ったけど、畑作業は何もしていません笑
でも、振り返ってみたら、援農だったのかもという気もする。

そんな援農でした笑(どんな援農だよ)

 

元々、ブラウンズフィールドの卒業生であり耕師(無肥料栽培家、岡本よりたかさんのお弟子)達さんとよりたかさんのところ(岐阜県郡上市)へ援農へ行く予定でしたが、台風の影響で中止に。

 

でもせっかく休みを取っているし、台風から逃げて東北に行こう!ということで、急遽、岩手の耕師しゅんくんのところへ行きました。

 

夜9時に着いたにもかかわらず、しゅんくん、ともみさん(奥さん)、はれちゃん(娘さん)、皆ごはんを一緒に食べようと待っていてくれたました。

夜ごはん

夜ごはんのお野菜はほとんど全てが自給しているもの。

全部がめちゃくちゃ美味しくて、感動しました。

 

本当に、幸せな夜ごはんでした。

 

5歳のはれちゃんとはすぐに仲良くなり、私と一緒に寝るということで同じ布団で寝ました。

 

そんな1日目。

 

2日目。

しゅんくんと、はれちゃんと、たつさんとむぎ(いぬ)と散歩。

 

はれちゃんにどんぐりの木を教えてもらい、

 

あ、私どんぐりの木知らなかったんだ、と気づきました。

たぶん私も5歳のころは知ってた。だってどんぐり拾ってたもん。

 

散歩の後、畑の恵みたっぷりの朝ごはんをいただきました。

 

全部美味しいのだけれど、紫蘇巻きという東北の郷土料理が衝撃的に美味しかったなあ。

帰ったら作ろ。

 

観光に連れて行ってもらい、岩手の美しいところをたくさん知りました。

観光



温泉に行って、お家に帰って、夜ごはん用野菜の収穫をしに畑へ。

 

草たちも野菜たちも楽しそうな畑。

私も居るだけで楽しかったなあ。畑っていいなあ。やっぱり大好きだなあ。

 

初めて見るフィアレンツィーノというトマトがあり、種取り用に採らせてもらいました。

フィアレンツィーノ

 

3日目。

朝ごはんは胡桃ごはんでした。

 

私が胡桃が好きだという話をしたら作ってくれました。

相当美味しかったなあ。

 

午前中、達さんは草刈り。

私は、はれちゃんと遊びました。

お店屋さんごっこしたり、お寿司屋さんごっこしたり。

 

はれちゃんがお寿司屋さんで私がお客さんのときに、

とりあえず卵焼きを頼んでみました。

 

ちなみにおもちゃの中に、お寿司セットはありません。

 

そうしたら、2本歯の下駄に黄色いレゴを乗せて、シューー!と言いながら提供してくれました。

卵を取ったら、下駄は厨房にシューといって戻っていきました。

 

どうやら回転寿司らしいな。

 

確かに、下駄って寿司の皿の形にちょっと似てるな。

 

次は、お寿司屋だけどラーメン頼んでみたらどうなるかな?と思い

ラーメンを頼んでみたら、オーダーが通りました。

 

どうするのかな?と思ったら、

折り紙をチョキチョキ細長く切り始めたんです。

 

なるほど。

 

それをカップに入れて出してくれました。

 

後でともみさんに聞いたら、はれちゃんはラーメンを食べたことが無いとのこと。

 

どこで見たんだろう。

 

こどもの発想力、面白いなあと感じた時間でした。

はれちゃん、たぶんはれちゃんも楽しかっただろうけど、私も楽しかったよ。

 

午後は、ともみさんとはれちゃんと紫蘇ジェノベーゼを作りました。

紫蘇ジェノベーゼの美味しさ、簡単さ、ごはんウエスのことを知ってもらえて嬉しかった。な

 

紫蘇ジェノベーゼは、紫蘇と油(何でもよい)と、塩、とにんにくをミキサー的なモノに入れ、細かくなるまで撹拌するだけです。

パスタだけでなく、イモ類やれんこん、人参に和えても美味しいです。

 

ごはんウエスとは、使い終わったあとのミキサーに、ごはんを入れて、残っているソースをからめとって食べること。

これ、相当美味しいですし、ミキサーが綺麗になるので一石二鳥です。

 

この日も温泉に行って、おうちで夜ごはんをいただきました。

夜ごはんのじゃがいもの紫蘇ジェノベーゼ和え、美味しかったなあ。


4日目。

帰る日。

お昼はお蕎麦屋さんに行くと決めていたのに、朝ごはんが美味しすぎて食べすぎました笑

 

そして、お蕎麦もしっかり食べて帰りました。

 

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めちゃくちゃ楽しかったけど、

ごはん作りも畑作業も全然していないな笑

ジェノベーゼ作って、おにぎり結んだだけかな。


お世話になりまくりだったな。

 

そんな風に思っていたけれど、いや、もちろんお世話になりまくったんですが。

 

はれちゃんと誰かが遊んでくれるだけでぱぱちとままちの仕事が進む。
そんなことをしゅんくんが言っていました。

 

たまやんに来てからいちばん楽しかったかも
そんなことをともみさんが言ってくれました。

 

最後の日、酒屋さんにて、
そりちゃんにも何かプレゼントしたい
そんなことをしゅんくんが言ってくれました。

 

畑に出て作業するだけが援農じゃないのかもしれない、と思いました。

 

私がはれちゃんと遊んでいた時間に、しゅんくんは仕事に行って、ともみさんは、ごはんを作って、達さんは草刈り。

 

まあこれを援農と呼ぶかは置いておいて、

家庭保育をしているお二人にとって、私がはれちゃんと遊ぶことが助けになっていたし、私が楽しんだのと(たぶん)同じくらい、しゅんくん、ともみさんにも楽しんでもらえたんだと気が付きました。

 

楽しかっただけでなく、私にとって、沢山の学びがありました。

料理のこと、畑のこと、こどものこと。特にこどものこと。

 

こどもが持つエネルギーは凄いし、こどもを育てるって凄いなあって改めて思いました。

 

また、自然の中でこどもを育てることって素敵だなと思いました。

 

私は、都会のマンションで育ちました。

私のこども時代も楽しかったけれど、

夜10時に大声で歌いながらギターをかき鳴らすはれちゃんを見て、

家の中で大きな声と大きい足音を出すと注意されていた過去を思い出しました。

 

皆でお蕎麦屋さんに行ったとき、

はれちゃんが、

「この茄子、味が無い」

と言いました笑

 

そうだよね、いつもしゅんくんとともみさんが育てた美味しい味が濃いお野菜を食べていたら、慣行栽培の野菜は味が無いと感じるよね。

と思いました。

 

私は、どんな場所でどんな人とこどもを育てたいんだろう。

考えさせられます。

 

あー、本当に楽しかったな。

お世話になったしゅんくん、ともみさん、はれちゃん、達さん、ここまで読んでくれたあなたに大感謝祭。