こんにちは、そりはるです。
今回は、千葉県いすみ市にある「ブラウンズフィールド」と、イベント「丸ごと体験」について紹介します。
農、マクロビオティック、菜食、オーガニック、自然に寄り添う暮らし、自給自足、環境問題、etc
そんな類いのことに興味のある人には、全力でおすすめしたい場所です。
ブラウンズフィールドのオーナーは、マクロビオティック研究家の中島デコさん。
デコさんと、ご家族と、農や自然や食などに興味を持った十数人のスタッフさんたちがそこで暮らしています。
ひろーい敷地の中に
畑があり、田んぼがあり、カフェがあり、パン屋さんがあり、コテージがあり、旅館があり、そしてブラウンズフィールドで暮らす人々が住む家があり、、色々あります。
動物と虫たちもいます。
ブラウンズフィールドでは、無肥料無農薬で米や豆、小麦、野菜などの作物が育てられています。
みんなで働いて、みんなで料理をして、みんなで食べて。
自然に寄り添う、自然の恵みに感謝する、ブラウンズフィールドはそんな場所です。
8月の末。
私は、ブラウンズフィールドで毎月開催されている「丸ごと体験」に参加してきました。
丸ごと体験は、ブラウンズフィールドで農や暮らしなどを体験するイベント。
毎月3泊または4泊で開催されています。
具体的な内容は時期によって違いますが、基本的にスタッフの皆さんと一緒に農や食事作りなどの作業をして、一緒に食事をして、etcという感じです。
8月は、暑いので農作業の体験は少なめ。(農スタッフは早朝に作業しています)
8月の丸ごと体験でやったことについて少し紹介しますね。
1日目:
最寄りの長者町駅にスタッフさんが車で迎えに来てくれて、丸ごと体験が幕を開けます。
- ブラウンズフィールド内のツアー
- 敷地内のカフェで販売するクッキー作り
- 夜ごはんの餃子作り
餃子は皮から作りましたよ〜。
中身は、ギョウジャ(行者)ニンニク、大豆など。初めて大豆餃子食べたけど美味しかったなあ🥟
ギョウジャニンニクは、北海道のお野菜だそうです。ニラみたいな感じでした。
ちなみに、当時は餃子ニンニクだと思ってたww後日調べたらギョウジャでした!
2日目:
- 醤油の天地返し
ボウルですくって別の樽に移していく作業。
暑い季節は月2回、寒いときは月1回、天地返しするそうです。
醤油ができる過程を見るのは人生で初めて。
わあ~~、こんな風になるんだ~と感動。
毎年2月に醤油絞りを行うそうです。
醤油はすぐに火を通すので、毎年醤油絞りの時にだけ生醤油を味わうことが出来るそう!
丸ごと体験参加者が泊まる古民家(サグラダコミンカ)の縁側にこの醤油樽が置かれており、毎日深い醤油の香りに包まれて幸せでした笑
- 夜ごはんのサモサ作り
私はサモサ作りは初でしたが、包むの楽しいし、めちゃくちゃ美味しかったので、家に帰ってからもすぐ作りました笑。
3日目:
- 慈慈の邸(じじのいえ)見学
慈慈の邸は、ブラウンズフィールドのすぐ近くにある古民家の宿。中島デコさんプロデュース。
デコさんの娘さん、中島舞宙音さんの発酵懐石料理をいただくことができます。
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こちら、お風呂。ヒノキの香りでいっぱいでした。
素敵。泊まりに来るぞ。
- 納豆作り
ブラウンズフィールドの大豆を蒸して、ブラウンズフィールドの麦わらと混ぜて電気毛布で保温。
そうすると次の日には納豆になります。
わくわく。
- ライステラスカフェでランチ
ブラウンズフィールド内にあるカフェ。
綺麗で美味しくて幸せなランチ。
ライステラスカフェの店長は、
お客さんが綺麗に食べられるかということも考えて作っているんだそう。
汁気やソースがたっぷりだと残してしまう人もいます。
もったいないを未然に防ぐ。素敵な工夫だなと感動しました。
ブラウンズフィールドの方たちが食べたあとのお皿は、本当に綺麗です。
- 農作業
にんじん掘り、さつまいもの蔓返し、チンゲン菜の苗付けなどを行いました。
さつまいもの蔓返しって知っていますか?
さつまいもを育てるには、必須の作業だそう。
私は知りませんでした!
蔓をそのままにしておくと、蔓から根が伸びてきて、そこから小さい芋が沢山できてしまうのだそう。さつまいもを太らせるために蔓返しをするのです。
蔓を土からべりべりとはがします。
4日目:
最終日。
- 寝泊まりした古民家のお掃除
ブラウンズフィールドで学んで、家でもやろう!と思ったことの一つは、
ゴミ箱に新聞紙を被せること。
ビニール袋ではなく。
新聞紙って結構しっかりしているんです。
ゴミ箱に汁物を捨てるわけじゃないし十分なゴミ袋だなと驚きの発見でした。
ビニール袋有料化後、家の小さいゴミ箱に被せるゴミ袋が底をつきそうでちょっと困っていましたが、新聞紙を使うことにします。
- お昼ごはん作り
ブラウンズフィールドの小麦で作った玄うどん、
昨日収穫したにんじんとにんじんの葉のかき揚げ、
昨日作った納豆
をブラウンズフィールドのお醤油でいただきます。
なんと贅沢。最高においしかったです。
- パン屋さん「acoustic」へ
ブラウンズフィールドの中に7月にオープンしたパン屋さん「acoustic」
めちゃくちゃ美味しい石窯パンと、自家焙煎のコーヒーを購入することができます。
ほぼ全種類のパンとコーヒーチェリーソーダをいただきました。
コーヒーチェリーは、コーヒーの実。通常は捨てられてしまう部分だそうですが、コーヒーチェリーソーダめちゃくちゃ美味しいです。
だいたいこんな感じの時間を過ごしました。
もちろん、他にも色々な時間を過ごして、色々な発見がありました。
最初の日の夜ごはんのとき、自己紹介の時間がありました。
ここに何をしに来たか?という質問がありました。
そのとき私は、パッと思いつかなくて。
ワクワクしてるけど、何をすることにワクワクしてるのか自分で分からなかったんです。
農作業がしたい?、料理がしたい?
うーん。それもしたいんだけどなんか表現がしっくりこないな。
それで、そのときは咄嗟に「いろいろなことを学びたい」的なことを言ったと思います。
そして4日後、丸ごと体験の最終日、スタッフさんが振り返りの時間を作ってくれました。
最初にスタッフさんが、自分がブラウンズフィールドに来た理由についての話もしてくれて。
「私はここに暮らしに来たんです」
と言ってました。
その方は、長期のスタッフとして今年からブラウンズフィールドにいらっしゃるそうです。
その話を聞いた時、
あ、私もここの暮らしを知りたくて来たんだ!
と思いました。
具体的に○○がしたいっていうのは何か違って、ここに住む人たちと一緒に暮らしを体験してみたいというのが私がブラウンズフィールドに来た一番の理由だったんだと思います。
参加者のみんなと出会えたこともとてもよかったです。
”ブラウンズフィールドに興味がある”っていう共通点で出会ったけれど、やっぱりほかにも共通する興味が結構ありました。環境問題のこととか、菜食のこととか。
普段はなかなか人と話せないことも話せて楽しかったです。
丸ごと体験だけではなく、ブラウンズフィールドでは様々なイベントが開催されています。
また、カフェに食事に行ったり、慈慈の邸やコテージに宿泊しに行ったりすることもできます。
興味がある方は是非一度、足を運んでみてくださいね。