今年の春、自分の小さい畑を始めました。
小学生の時に授業でミニトマトを育てて以来初めて野菜を育てています(笑)
野菜を育てようと思った理由は、
自分で作った野菜を自分で料理するって最高に贅沢じゃない?と思ったからです。
そんなわけで、こんな料理作りたいからこの野菜育てよう!という風に蒔く種を決めました。
まくわうりの種は、今年の3月、岡本よりたかさんのお話会&種の交換会にていただきました。
(他には、人参、鷹の爪、茄子、四角豆、パクチーを育てています)
3月21日。
20粒ほどのまくわうり種をポケットで温めて発芽を試みました(通称:ポケット発芽。寒い冬に体温で温めて発芽させます。温床と同じ原理です)
3月23日。
なんと発芽率100パーセント!
発芽した種をその日のうちにセルトレイに一粒ずつ蒔きました。
3月の終わりまでに9割ほど、双葉が生えました。
4月に入ってからは、本葉も出てきました。
ここまでは順調!
が、、、4月中旬ごろから元気がなくなり、
どう手を施せばよいのかわからずわたわたしているうちに、半分くらいの苗が死んでしまいました。。
生き残った子たちもあまり元気がなく、いつも畑を教わっている耕師(たがやしし)の達さんに相談しました。
※耕師は、岡本よりたかさんにより認定された無肥料栽培のセミナー講師。よりたかさんの認定講座でみっちり学んだ方です。
相談したところ、
根が弱ってるかもね、土入れ替えよう
ということになりました。
おそらく、水をジャバジャバあげていたのが原因じゃないかと思われます。
高い位置からジャバジャバあげていたことで、土が固くなってしまい、根が弱ってしまったのではないかと思われます。
土を入れ替えるときに、根を見てみましたが、茶色・黒っぽくなっている苗がありました。根は弱るとそういう色になるらしいです。(正常は白い根)
しかし、その後もなかなか大きくなりませんでした。
もう一度耕師に相談してみたところ、
5月になり、ビニールハウスの中の気温は日中には30度近くになっていたのに、ハウスの中に入れっぱなしだったのがダメだったようです。
私は、冬からハウス入れていた延長で、何も考えずにそのままハウスに入れたままにしていました。
5月中旬、苗をこのままにしておくと弱って死んでしまうから、定植しよう!ということになりました。
20粒以上発芽したまくわうりは、定植のときには、3つになっていました。。ぴえん。
残っている3つの子も皆ひよひよに弱っていて、大丈夫…?という状態でしたが、復活を願って丁寧に定植。三点止めをして、行燈もしました。
ちなみに、三点止めには、根を固定する意味があります。
定植後すぐの苗はまだ根をしっかりと張ることができないので、割りばしなどで支えてあげます。
行燈は、植物を風や虫から守る役割があります。
ウリ科の植物の葉を食べるウリハムシは、水平方向にしか飛べません。
降下することはできないので、行燈で作物の周りさえ囲めば、ウリハムシによる被害を防ぐことができます。
まくわうりの苗の3つのうち1つは、復活したら超ラッキーだね、という元気のなさで、やはりすぐにダメになってしまいました。
残った2株は、本当にゆっくりですが元気を取り戻し、成長してくれていました。
やっと順調にまくわうりが成長し始めたと思ったら、、、また事件が起きました。
6月頭のある日、朝、畑に行ってみたら、どちらかというと大きく成長していた方の子が綺麗さっぱり無くなっていました。。。
綺麗すぎて、誰かに食べられた模様です。
ちーん。撃沈しましたが、もはや、1つ残してくれてありがとうと思うことにしました(笑)
残ったまくわうりは1つ。
毎日様子を見に行って過保護に育てました。
6月末、またまた雲行きが怪しくなりました。
葉っぱが一部黒くなってきていました。
このままじゃマズそうだ!と思い、またまた耕師にまたまた相談。
耕師によると、まだ根が弱っていて成長できていない様子だったみたいです。
元気を取り戻してくれるよう、植物が成長するために必要な5大要素、
窒素、リン酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム
を自家製の堆肥で補うことにしました。
使用した堆肥は3種。雑草堆肥、米ぬか堆肥、草木灰です。
上記の順番で株の周りを軽く掘り、株に近い所から同心円状に上記の順番で入れました。
・雑草堆肥とは、畑の土、枯葉、雑草、米ぬか、水を混ぜて1年ほど分解させた堆肥。
カリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富です。
・米ぬか堆肥とは、米ぬか、籾殻に発酵液(ヨーグルト、イーストなどから作る)を混ぜて、発酵させた堆肥。
リン酸、窒素が豊富です。
・草木灰とは、草木を燃やしたもの。
カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが豊富。即効性があります。
これらの堆肥を入れ、成長に必要な要素を補うことで、まくわうりの成長を促進しようという計画です。
堆肥を入れてから、ぐんぐん成長し始めました。堆肥、凄い…!
耕師に大感謝です。
7月に中旬には、ついにお花が咲きました。
そしてちゃんと実がつき、8月13日、ついに収穫しました!
甘い香りがしてくるまで追熟し、切ってブラウンズフィールドの皆と食べてみました。
美味しいーー!
私が行く直売所にあるまくわうりは、金太郎という品種ですが、金太郎に比べ、濃厚でメロンに近い味でした。
デザートにしても、サラダにしても美味しいです。
食べる前にしっかり種も取っておいて、種取りをしました。
この来年も育てます。今年の経験を活かして。
山あり谷ありでしたが、
野菜を育てるって楽しいと実感した経験でした。
自給できるものをどんどん増やしていきたいなー。
冬野菜も作りたいなと思い、紅芯大根、白菜、亜麻、イタリアンパセリを撒きました。
育てるのが楽しみです。