SDGsについてどう思いますか?
先日、私が所属しているオンラインサロン(原貫太さんのオンラインサロン)で、『SDGsウォッシュ』について考え、話し合う会をやりました。
今日は、SDGsウォッシュについて解説し、議論したいと思います
目次
SDGsウォッシュとは?
SDGsウォッシュとは、
SDGsに取り組んでいることをアピールしているのに、実態が伴っていないこと、見せかけのSDGsでお金儲けをしようとすることなどを指します。
実際には環境問題解決に取り組んでいないのにも関わらず、エコや環境への配慮をアピールするビジネス、「グリーンウォッシュ」という言葉がSDGsウォッシュのもととなっています。
SDGs=よい取り組みと考えるのは間違っていることがあるということです。
私も初めて知ったときは、そんな人たちがいるのか、と衝撃を受けました。
たしかに、最近SDGsが大流行しすぎて、SDGsという文字を見る度に「これって本当に地球環境や社会の問題の解決につながっているのかな?」と思うことがあります。
SDGsウォッシュの例
例えば、町中に沢山ある自動販売機。
最近、「節電中!」と書かれているものや、太陽光パネルが乗っているものもあります。
こういった自動販売機を見てあなたはどう思いますか?
おお、すばらしい!エコフレンドリー!
と思う人もいるかと思います。
でも、そもそも街中に自動販売機がありすぎることがエコじゃないし、ペットボトルの飲み物がエコじゃない。
もちろん節電しないよりはした方が良いですが。
改善すべきことってそこではないのに、それを見せかけのSDGsが隠してしまっています。
衣服についても、環境に配慮された素材、と謳いながらも生産地では低賃金で雇われた生産者が劣悪な環境で働いていたり、生産過程でCO2を大量に排出しているということもあります。
このようにSDGsに取り組む人や企業などの中には上辺だけ取り組んでいるように見せている人たちもいます。(もちろん本当に真剣に取り組む人たちもいると思います)
SDGsウォッシュに惑わされないために
では、SDGsウォッシュに騙されないためにはどうすればいいのでしょうか。
私は、SDGs="素晴らしい!"で思考停止せず、常に疑う視点を持つことが重要だと考えます。自分の中で考え、意見を持つ力、正しく判断するを持っていたいです。
自分の中で考え、意見を持つためには、知識が必要です。正しい知識を自分の中に蓄えることが正しい判断力を身に着けることにつながります。
一方で、こんな視点もあります。
SDGsウォッシュといわれる「上辺だけの」SDGsを一概に悪とも言えない、という考え方です。
世の中に溢れているSDGsの中に、たとえ上辺だけのSDGsがたくさん混ざっていたとしても、SDGsが世の中に沢山あることで、SDGsを知らない人・興味がない人の目にも自然と入る可能性が増えるという点ではSDGsウォッシュも悪いもんじゃないと思います。
さきほどの自販機の話で、節電しないよりはする方がいいけど、改善すべきはそこじゃないという意見を述べました。
しかし、普段何も考えずに自販機を利用している人の目にも節電やエコというワードが入る可能性が増える、という点ではメリットもあるということです。
目に入る機会が増えることが、SDGsと世界の問題の認知度アップに繋がるだろう、ということです。
SDGsウォッシュから次のような流れが生まれることに期待しています。
SDGsの認知度アップ
↓↓↓
取り組む人、もっと知ろうとする人が増える
↓↓↓
SDGsウォッシュの認知度もアップ
↓↓↓
疑問を呈する人達も増える
↓↓↓
上辺だけのSDGsをアピールしていた人たちも本気で取り組み始める
このような流れが生まれると、
今は見せかけのSDGsをアピールしている企業や人々も、今後試行錯誤して本気で取り組むようになる可能性が増えるのではないでしょうか。
とりあえず、SDGsウォッシュというものを知った私たちがすべきことは、正しい知識を身に着けること、世の中の情報を疑い、考え、正しく判断する力を身に着けることだと思います。
周りの人とSDGsウォッシュのことを話したり、SNSなどで発信したりすることができればもっと大きな効果がありますね。
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