こんにちは、そりはるです。
初めてのWWOOF体験記を書きます。
凄く楽しかった!
1. WWOOF? オフグリッド?
WWOOF(ウーフ)とは、
手伝い側であるウーファーは、受け入れ側であるホストに労働力などを提供し、ホストからウーファーには、衣食住などを提供してもらうという交換の仕組みです。WWOOFのホストには農家、カフェ、ゲストハウスなどいろいろあります。
私が、初WWOOFしたのは、埼玉県飯能市。ホストは下田ヨーコさん、ワタールさん。
2泊3日。
下田さんのところでは完全に「オフグリッド」な生活をしているというところに興味を持ちました。
オフグリッドとは、公共の電気、ガス、水道などに頼らず、それらを自給自足する生活様式のことです。
私は、WWOOFのページを見るまでオフグリッドという言葉さえ知りませんでしたが、ページを読み進めると、物凄く興味が湧いて、初めてのWWOOF先は絶対にここがいい!と思いました。
2. WWOOFしてみた
ゴールデンウィークのある日、下田さんのお宅に到着。WWOOF開始。
どきどき。
お家は、基礎工事以外は自分たちで作ったそうです。屋根に太陽光パネルが乗っかっています。
窓が大きくて日中、室内は照明無しでも充分明るいです。
ここは↓台所。
なんと石窯も本を読んで手作りしたそうです!凄い。。
温度は400度くらいまで上げられるそうで、パンやピザ、クッキーも焼けます。
お水は井戸の地下水。井戸水って飲めないイメージがありましたが、飲める井戸水もあると知りました。冷たくて美味しいかったです。
コンロも薪です。
手前はワタールさん手作りのロケットストーブ。L字型になっており、燃焼効率が良いのだそう。
お風呂も薪!1時間くらいで湧きます。めちゃ気持ちいい湯でした!
薪割りをしましたが、私は下手でした🤣狙っても真ん中に当たらない🤣
私が割れなかった薪も、ワタールさんがやったらスパーンと割れました笑笑
トイレは、写真は無いけどコンポストトイレ。排泄物も堆肥になります。
着いた日のお昼ごはんはパンとスープでした。私が料理が好きと伝えたら、スープを作らせてもらうことに!
スープ具にはお家の周りに生えている菜の花、ニラ、からむし。からむし、初めて食べました。
パンは、埼玉県日高市にある「イマココ」というパン屋さんのレーズンクルミパン。めちゃくちゃ美味しいです。
夜ごはん。
お米、自分たちで作っているそうです。
うるち米、赤米、黒米、緑米など色々作っているそう。
薪で炊いたごはん、めちゃ美味しかったです。おかずも美味しい!
2日目の朝は5時半ごろ、自然と目が覚めました。
朝日で目覚めるなんて、なんて健康的。
前日の薪割りで腕が筋肉痛になっていました笑
この日の夕飯のカレーは私が、作りました!
クミンシードとカルダモンとクローブを油で熱して、
玉ねぎとコリアンダー、ターメリック、ガラムマサラなどを40分くらいじっくり炒めます。←これがポイント!!玉ねぎを弱火でじっくり炒めると美味しくなります。
そしてトマト缶をいれ強火で水分を飛ばしながら炒めて、
野菜とシイタケとレンズ豆とサバ缶を入れます。
野菜は皮ごと、人参のヘタまで入れました。
そして、野菜が柔らかくなるまで煮ます。
塩で味を調えたら出来上がりです。
ヨーコさんが作ったサラダはタンポポサラダ!
タンポポって食べられるのね!!驚きでした。美味しいです。
私は、お料理大好きマンですが、基本的に家族にしか作ったことがありません。
そのため、みなさんにカレーを食べてもらうまでドキドキでした。
美味しい!、カレー屋やったら?など言って貰えて、オカワリもしてくれていて、めちゃくちゃ嬉しかったです。
人に作って、美味しいって食べてもらうってめちゃくちゃ幸せだなあと思いました。
もっと美味しい料理をいろいろ作れるようになって、いろんな人に食べてもらいたいなあ、なんて思いました。
3日目は、たねもみ?をしました。
発芽したお米を田んぼに行ってまきました。
6月ごろ、苗が伸びてきたら田植えをするんだそうです。
田植えの時にも行けると良いな、楽しみです:)
お昼は、日高市の「まるさんかくコーヒー」にて。
推しポイントはロゴ。可愛すぎませんか?考えた人すごい。
ごはんもコーヒーもスイーツも美味しい素敵なカフェです。
そのあと、近くのパン屋さん、日月堂へ。
日月堂もセルフビルドの建物だそうです!すごい。
小麦粉と塩とレーズン天然酵母だけのシンプルな美味しいパン。すっかりファンになりました✨
日月堂のパンは、アリサンオーガニックのオンラインストア↓↓でも買えるみたいです。
下田さんからお土産にお庭?に生えていたふきと、稲藁をいただきました。
ふきはこの↓大きい葉っぱのやつ。
私、今までふきのとうが成長して、ふきになるのかと思い込んでいました。
が、3月に福島に行ったときに初めて地面から生えているふきのとうを見て、そして先週、下田さんのところで初めて地面から生えているふきをみて、あまりにも見た目が違うのでふきのとうがふきにはならない気がするな笑、、、と思いました。
気になって調べて見たら、ふきは面白い植物ということが発覚しました。
実は、ふきのとうとふきは全く同じ植物ですが、つぼみであるふきのとうと葉であるふきは違う時期に違うところから生えるのだそうです。
つまり、ふきのとうがふきになるわけではないらしい。
しかも茎だと思っていた細長いふきは葉らしいです。
フキとフキノトウとは一見全く別の植物のようにも見えますが、フキノトウはフキの花をさします。この花が咲いた後には地下茎から伸びる葉(ふき)が出てきます。フキはこのように花と葉柄が別々の時期に地下から出てくる面白い植物なのです。
稲藁は、納豆作り用にもらいました。
納豆菌って稲藁とかビワの葉っぱに勝手に住んでいるらしいです。知りませんでした。
だから稲藁を大豆と一緒においておけば、自然と納豆ができます。
納豆の作り方はすごく簡単です。
まず大豆を一晩浸水して、柔らか〜く茹でます。私は4時間くらい煮たけどそれでもちょっと硬めだったので次は圧力鍋で煮てみます。
そして稲藁も茹でます。(納豆菌以外の菌が死ぬ。納豆菌は熱に強い)
そして大豆と稲藁を一緒にタッパーに入れて、湯たんぽの上やコタツに1日置いておくだけです。暖かい季節は常温でもいけるそうです。冷蔵庫で1日冷やしてから食べました。
市販の納豆より豆が大粒だからか、すごく豆豆しくて、しっかり大豆の食感があります。めちゃくちゃ美味しいです:)
わたし納豆づくりのセンスあるかな?笑
いや、たぶん良い納豆菌がいたんですね:)
普段買って食べているものを自分で作ってみると、こんな風にできるのか!、こんなに時間がかかるのか!というような発見があります。
私が買っているものは誰かが作ったものなんだなあ、と実感。感謝。
自分の手で作るというのは面白いです。
次は自分で大豆を育ててみたいと企んでいます😀
ということで、私の初WWOOFは無事終了しました。
3.まとめ
初WWOOFの感想を一言で言うと、
めちゃくちゃ楽しかった!!!
私も含め、多くの人が「もっと便利に」という方向を向いているような気がします。
しかし、下田さんたちのできるだけ自給自足というスタイルは、自然に寄り添うという方向を向いており、それは便利とは限りません。
でもそれがとても興味深くて楽しいです。
便利なものに頼らなくても、私たちは結構色々、上手に出来るんだなあと思いました。
家って自分で立てられるんだ、とか
井戸水って冷たくて美味しいんだ、とか
こうやったら食べ物の廃棄やエネルギーの無駄が少ないな、とか
タンポポの葉っぱって食べられるんだ、とか
飯能市って素敵なところだな、とか
色んなことを学びました。
そして、下田家の皆さんは話がとても面白かったです。
非常に楽しい3日間でした。
WWOOFにおいて、ウーファーはお客様ではありません。
ホストの家族と一緒に作業をしたり、食事をしたり、家族の一員のような気持ちです。
WWOOFはこうやって日本全国、海外でもたくさんの人に出会うことが出来、その地の良さを知ることが出来、知識や技術の交換ができ、とても素敵な活動だなと知りました。
下田家の皆さん、ありがとうございます!
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